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必要だろうな、と思って買ってはあるもののあまり使わないものがある。我が家の場合はスリッパだろうか。来客用もいれればかなりの数。

ところで日本で一般的にスリッパといわれているものは日本独特のものらしい。西洋で室内履きとして使われているものとは明らかにその形状や目的が違うのである。

スリッパが日本に登場したのは、江戸時代の終わりから明治時代のはじめにかけてといわれている。多くの外国人が日本にやってくるようになった当時、日本には現在のように西洋式のホテルもあるはずはなく、旅篭や寺、神社といったところに彼らは泊まらざるを得なかった。

靴を脱いで室内に入る習慣のない彼らは当然靴のまま座敷にあがり、トラブルが絶えなかったという。そこで考え出されたのが外国人向けスリッパ。靴を脱がないのなら、靴をおおってしまえ、というわけで、靴のまま履ける左右なし、小判型で底は平面という現在のスリッパの原型が生まれたのだそうだ。

その後、日本でスリッパが一般庶民に広く使われるようになるのはずっと時代が下った昭和30年代。そもそも部屋の中を素足で過ごすことに違和感がない日本人にとっては必要のないものだったが、団地ブームやモダンな部屋やフローリングのダイニングなどの登場で暮らし向きが変わり一気に家庭にスリッパが普及するようになったということだ。ご存知「ダイエットスリッパ」など大ヒット商品も生まれたり、スリッパ生産日本一の山形県河北町ではスリッパ卓球なる珍スポーツが生まれている。

スリッパは日本ならではの進化をたどっている不思議な日用品の一つなのかもしれない。(エキサイト)
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